日大の対応は日本社会の縮図を見た思いがする

昨日行われた日大アメフト選手の記者会見。そしてその後の日大広報部の対応。

こと細かく経緯を説明して真実を真摯に話していた選手に対して日大広報部のコメントはあまりにも不誠実なものでした。
受け止め方に乖離があるとか誤解だとか責任を認めようとする姿勢はまったく感じられません。

この選手の人格というのはとてもまっすぐで誠実で純粋だということは記者会見を見た多くの人が感じたと思う。しかしあのプレーはこの選手の内面とはまったくかけ離れたものでした。
個人としていた場合はありえないことが集団になるとありえてしまう。
最近では政治家と官僚の関係に関してもよく報じられるけど日本社会そのものが自己主張せずイエスマンになり服従する人間がよしとされる風潮があります。
今回日大が組織としてのあり方を批判されているけどこういった組織はそこらじゅうにあるでしょうね。

組織を守るためなら個人を犠牲にする。個人にすべての罪をなすりつけるやり方はけっこうありがちだと思います。

そして個人というのは集団の中で非常に弱いものです。
学校の中でいじめられている人を助けられる人がどれだけいるだろうか。会社の中でパワハラ、セクハラをしている上司をいさめられる人がどれだけいるだろうか。

もちろん犯罪まで発展させてしまう組織はなかなかないとはいえ会社のやり方がちょっとおかしいのではないかな、これは法律的にどうなのだろうと思ったことが僕は何度かあります。
おそらくそう感じた経験のある人は少なくないのではないかな。
日大の中にもおかしいと思っている人は絶対にいるはずでそれが言えない空気が大学の中にはあるのでしょう。

そういう風潮というのは今に始まったことではなく日本の歴史を見ても昔からありますよね。
太平洋戦争に突き進んでいく時代異をとなえる人は非国民と言われたと聞きます。誰も止めることができずに日本は戦争に突き進んでいき大変な犠牲を出してしまいました。誰もがおかしいと思いながら徴兵されて戦争にかり出されていったわけですよね。
そういう時代を終わらせて戦後の日本は復興していったはずなのだけど今回の事件を見て日本の悪い面がすごく現れている気がします。

この問題は日大だけの問題に終わらせず日本社会のあり方そのものを考える契機にしなければいけないと思います。

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